一般の家庭では、電気、ガス、石油(ガソリン、灯油)と、いろいろなエネルギーを消費しています。
ガス、石油は、使用すれば当然二酸化炭素が排出されますが、クリーンなように見える電気も、火力発電では石炭や石油を使うため、二酸化炭素を増やしていることに変わりはありません。

一方、太陽光発電では、稼働後約1.7年目より先の発電電力は、すべてCO2フリーであることを前記事で計算しました。

そこで今回は、家庭で使うすべてのエネルギーを、自宅で太陽光発電をはじめることで置き換えられるか、考えてみました。

まず、今現在の家庭用システムでは無理です。
なぜなら、電気を溜めることができなく、夜間は使えないからです。

しかし、蓄電用のバッテリー(二次電池)の開発は急速に進んでいるので、近い将来夜間でも太陽光の電力を使えるようになるかもしれません。
自家用車も電気自動車にしてしまえば、石油、ガス、火力発電を排除することができます。

将来二次電池を繋ぐことを考えて、家庭に何kWのシステムがあればよいか考えてみます。

  1. 家庭で使う通常の電力
    家庭によって違うと思いますが、私の家(オール電化ではない)では、夏300kWh/月(10kWh/日)、冬240kWh/月(8kWh/日)です。
    ガスコンロを置き換えるIHクッキングヒーターは、多めに見積もっても、大体1日1kWh/日程度のようです。
    http://sumai.panasonic.jp/ihcook/guide/denki/ で計算
  2. 風呂、給湯用の湯沸かし器
    エコキュートの場合、冬は8kWh/日、夏は4kWh/日程度のようです。
    ※ http://www.zero-club.net/howto/detail2602/
    http://www.yonden-yes.co.jp/jyutaku/eco から推定
  3. 電気自動車
    トヨタのプリウスPHV(プラグインハイブリッド)は、4.4kWhの二次電池のみで、26.4km走るそうです。
    http://toyota.jp/priusphv/001_p_003/spec/spec/
    日産のリーフ(電気自動車)は、24kWhの二次電池で、228kmだそうです。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%94%A3%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%95
    http://ev.nissan.co.jp/LEAF/RANGE/ より
    仮に1日20km走るなら、3kWh/日で考えればよいでしょうか。

すべて合わせると、私の家で必要な電力量は、

夏: 18kWh/日
冬: 20kWh/日

です。

一方、太陽光発電は平均1日何kWh発電するか?です。

ここで少し話が飛びますが、発電量の季節の差が最も少ない(夏の暑い時でも効率が落ちにくい)のは、パナソニック(三洋)のHITというシステムのようです。温度特性が悪いが発電効率は良い単結晶シリコンに、温度特性の良いアモルファスシリコンを積層して、温度特性を上げているようです。その結果、夏の日照時間を加味すれば、冬場と同じぐらい発電するという仕組みです。

最近、太陽光発電の見積りを各所で取っていて、発電シミュレーションをいただくのですが、HITシステムでは、定格1kWあたり、少なく見積もっても1200kWh/年以上は発電するようです。365日で割って平均すると、約3.3kWh/日です。

冬に必要な電力量が20kWh/日とすれば、20kWh/日 ÷ 3.3kWh/日 = 約6.1 で、
6.1kWシステムが必要ということになります。
蓄電の電力効率を考えて、もう少し大きめが欲しいとしても、10kWシステムがあればお釣りが来そうです。

ここで、現実に私の家で10kWシステムを置くことができるか?です。

屋根の南面いっぱいに載せれば、5kW弱載るようです。
駐車場の上に屋根をつければ、そこにも5kW以上は載りそうです。
(余談ですが、10kW以上のシステムにすると、電力会社に電力を売る時の条件が圧倒的に良くなります。)

よく考えれば、まだ二次電池は現実的ではないですし、さらに将来太陽電池の発電効率は上がるでしょう。
まだまだ電気自動車も「買い」ではないような気がします。

まずは、屋根に5kW程度を載せて、駐車場の屋根の上のスペースは、将来に取っておきたいと思います。
近未来の夢を見ながら、まずは5kWシステムから始めようと思います。

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