新しいGPS魚探を買った。

ずっと欲しかった、Lowrance HDS 5(以下HDS)。

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これまでは、ボートや船外機と一緒に貰い受けたHondexの白黒の魚探を大事に使っていたが、
・放射角度が大きすぎて反応があっても魚がいない
・底物がさっぱりわからない
ということで、最近は水深や底質を調べるぐらいにしか使っていなかった。

そこで、一念発起して、GPSプロッター付きの2周波魚探を購入。GPSプロッターというのは、要するにナビ。海岸線や等深線と自分の位置を表示して、今自分がどこにいるかが分かる。ポイントも登録できるので、山立てで場所を覚える必要がなくなる。
「2周波」というのは、放射角度が広い周波数と狭い周波数を同時に出すことができて、狭い周波数を使えば自分のほぼ真下の状態が分かる。

それに加えて、今回のLowranceの最大の特徴は、魚探画面を全部デジタルで録画できること。SDカード経由でパソコンにコピーすれば、再生して後から研究できる。…というのもあるけれど、もっと面白いのは、記録された緯度・経度・水深情報から、専用ソフトで等深線を生成することができること。作った等深線を魚探に書き戻せば、自分だけの海図の出来上がり。

近所に魚探を売っているような店がなかったため、Amazonの通販を利用したが、これが大当たり。発注してみて分かったのだが、販売店が、小型/レンタルボート乗りの間で有名な「マイ海図」の作者の方だった。
詳しくここに書いてしまっていいのか分からないが、マイ海図は最近Lowranceにも移植されていて、ここで購入すると良いことがある…かもしれない。(この文章を最後まで読むと分かってしまうかもしれないが。)
小型ボート取り付け用のブラケット、魚探の方向を変える架台も同時に購入したら、こちらの意図を察していただけたようで、電話で打合せ後、すぐに使えるように加工して送っていただけた。この3つを揃えれば、インフレータブルボート、貸し和船や手漕ぎボートで、すぐに使えるようにしてもらえる。
Lowrance HDS 5 魚探用オールインワンブラケット ロランス5インチ魚探用純正ロータリー架台

現場では、魚探画面で録画を行う。録画はSDカードに行うようにする。拡張子.sl2というファイルができるので、これをパソコンにコピーし、専用ソフト(Reef Master)で取り込み編集することになる。
詳しい方法はこちら
http://ameblo.jp/kuboz/entry-11042149484.html

今回は、出艇から帰着までずっと録画したが、魚探掛けまたは流し釣りの間だけ録画して、sl2ファイルを細切れにしても良い。2GBのSDファイルでバイト数800で50時間ぐらい録画できるので、SDカードの容量と相談すれば良い。
この動画が詳しい。
http://www.youtube.com/watch?v=NRFnj6UVvPo

こうして取得したデータ(sl2ファイル)には、緯度・経度情報と共に、ソナーのデータがすべて入っている。Lowranceのサイトで無料で配布している「Sonar Log Viewer」を使えば、魚探画面をすべてパソコンで再生できる。「デジタル魚探」というと、日本製のものでは、「魚の大きさが分かる魚探」ということになってしまうのだが、記録して再利用することこそが本来のデジタルの使い方ではないだろうか。パソコン画面で部屋で見られるのは、思ったより面白い。参考書などを見ながら復習できる。

ちなみにこのソフトはWindows用だが、Ubuntu 12.04.1上でWineで動くことを確認。

前出のソフトでは、海図は書けない。海図にするには、「Reef Master」というソフトを使う。
http://reefmaster.com.au/
でダウンロードし、14日間フル機能で試用出来る。試用後は、ここでキーを買えば、そのまま使い続けられる・・・はず。(まだやっていない。)
このソフトはWindows用で、どうやってもUbuntu上では動かなかった。.Net Framework 4 を使っているのでインストールすれば動くかと思ったのだが、起動毎のライセンス確認をオンラインでやっており、そこでどうしてもはねられてしまう。仕方がないので、以降Windows 7上で実施。

Reef Masterでsl2ファイルを読み込むと、最初にこんな感じで表示される。
reef1これは、沼津の内浦湾の「ワラサ根」にボートを出した時に記録したもの。
流し釣りしながら録ったので、隙間だらけでかなりぐちゃぐちゃ。本当に海図になるのだろうか。

ここからの作業は、この動画が詳しい。
http://www.youtube.com/watch?v=T3N0WpcqQwU

等深線を作ると、こんな感じ。思ったよりうまく繋いでくれている。

reef2

 

さらにこれを3D表示もできる。
Reef Masterにはウェイポイントを読みこませることもでき、この図に重ねることもできる。魚がいる場所や理由が視覚的に分かる。
reef3

さらにさらに、Google Earthに重ねることもできる。使い道はあまり無いけど。
reef4

 

この等深線をLowranceの海図ファイル形式(.lcmファイル)に書き出して、HDSのSDカードにコピーすれば、HDSのGPS画面上で表示される。
IMG_20131109_131129 .lcmファイルは、SDカードのルートに2つあれば、自動で2つとも読み込んでくれるようだ。今回の場合、作成した.lcmファイルを、マイ海図の.lcmファイルの隣に置いただけだが、何も設定せずに両方表示できている。その結果、両者の微妙なズレで、等深線が複雑になっている。すっきりしている画面下半分は、マイ海図にしかデータが無い領域。

まずは、Lowranceの魚探でやりたかったことは出来るようになった。
これからたくさんデータを積み重ねるのが楽しみ。
魚探自体の読み方も、勉強しなければ。


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One thought on “魚群探知機 Lowrance HDS 5 で自作海図を作ってみた”

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